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愛と情熱と

すべてのビジネスマンにオススメしたい、ハンバーガー帝国誕生までを描いた映画「ファウンダー」

現在一部のミニシアターで公開している映画「ファウンダー(原題:THE FOUNDER)」を鑑賞してきました。

thefounder.jp

 

多くの人がバイブルとして挙げるビジネス書に、レイ・クロック自伝「成功はゴミ箱の中に」があります。

紙コップのセールスマンやピアノマンなどを経て、36歳でミルクシェイクをいくつも作れるマルチミキサーのセールスを始めるものの、思うようにいかない現実に苛立ちを感じていたレイ・クロックが52歳にして出会ったのが、革新的なオペレーションでハンバーガーを売るマクドナルド兄弟です。そこでレイ・クロックはマクドナルドのフランチャイズ展開を思いつき愚直に実行していった結果、大成功を収めるのです。

 

そして本作「ファウンダー」は ユニクロの柳井さん、ソフトバンクの孫さんなど世界中の経営者からリスペクトされる、世界最強のハンバーガー帝国「マクドナルド」を創りあげたレイ・クロックがいかにしてその成功の階段を登ってきたのかを観ることができる映画ですが、これまで語られることのなかったダークな側面が浮き彫りになっています。ネタバレになるので書きませんが、大きなビジネスの成功の影には闇が存在するものだとつくづく思わされるのです。

 

 

 すべては根気だ。継続に勝るものはない。

 レイ・クロック自身、38歳でマルチミキサーのセールスを始めて14年後にマクドナルド兄弟と出会う。その間ずっと広大なアメリカの町と町を横断し、安宿に泊まりながらセールスを続ける。商品が売れず、心が折れそうな時も安宿のレコードプレーヤーでクーリッジ大統領の激励演説「成功の源は才能ではなく、学歴でもなく、粘りだ、根気だ」を聴いて自分に活を入れる日々。

 

いつ成功するか保証もないことを14年もやることなど、普通はできません。

レイ・クロックがビジネスマンとして凄いところは、その野心と天才的なまでの愚直さです。常に愚直なまでに物事を継続してやる。絶えず改善をする。チャンスがあれば勇気をもってチャレンジをする。

安い自己啓発書みたいなことを言っていますが、あらゆる成功の要因は上記2行に収まるのではないでしょうか。

 

仕事で困難に立ち向かっている時、転職や新しい仕事に飛び込もうとしている時、

そんなときこそこの映画をオススメしたいです。

 

愚直なほどに簡潔に。”Keep it simple, stupid.” 

成功はゴミ箱の中に−レイ・クロック自伝

 

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)